終戦間際の内閣総理大臣小磯國昭による揮毫です。「恢弘」(かいこう)とは、物事を大きく広めるという意味合いがありますが、当時の日本は戦時下にあり、困難な状況に直面していました。その中で「恢弘」という言葉を掲げ、国家の方針や国民の気持ちを大きくまとめていこうとする意志の表れではないのかと思います。落款は『葛山(かつざん)』として印が捺されております。揮毫されて70年以上経ちますが状態は良好です。絖本に書かれたものを後に表装し直したものだと思います。
無地箱。絖本。
長さ142㎝ 幅41.6㎝(表装を含む)
▢小磯國昭(こいそくにあき)
明治13年(1880)~昭和25年(1950)
山形県新庄市出身。第41代内閣総理大臣。日本の陸軍軍人、政治家。階級は陸軍大将。位階は従二位。勲等は勲一等。功級は功二級。山形県士族。号~葛山(かつざん)。陸軍次官、関東軍参謀長、朝鮮軍司令官を歴任後、予備役に編入された。その後平沼内閣と米内内閣で拓務大臣、朝鮮総督(第8代)を務め、太平洋戦争中にサイパン失陥を受け辞職した東條英機の後継として昭和19年(1944)に内閣総理大臣に就任した(小磯内閣)。悪化の一途をたどる戦局を挽回できず、中華民国との単独和平交渉も頓挫し、昭和20年(1945)4月に辞任し鈴木貫太郎に後を譲った。
#自分だけの茶道具を持ってみませんか
#茶道具
#掛軸
#茶掛
#茶会
#恢弘
#御軸
#床の間
#茶室
#インテリア
#おしゃれ
#茶道
#裏千家
#表千家
#武者小路千家
#古美術
#小磯國昭
#小磯葛山
#内閣総理大臣
#政治家
#山形
#和
#瀟酒
カテゴリー:
ホビー・楽器・アート##美術品・アンティーク・コレクション##書